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メテオラ修道院群
メテオラ

 メテオラに修道士が集まりだしたのは11世紀ごろ(9世紀にはすでに隠修士が住んでいたという説もあるで、修道共同体は11世紀の終わりから12世紀の初めにかけて形成されたらしい。

 メテオラが最初の繁栄期を迎えるのは14世紀半ばのこと。当時、メテオラを含むテッサリアは、セルビア人の勢力下にあった。やはりセルビアの支配下にあったアトス山の修道士の一部が、戦乱を避けるため、この地にやって来て修道院を築いた。その中の一人がメガロ・メテオロ修道院の創始者アタナシオス。彼はメテオラの岩の一つ(プラトリソス)の上に修道院を構え、それに「メテオロン」(中空に浮いた)の名を与えた。この地域を支配していた、セルビア王家とビザンツ皇族の血を引くヨハネス・ウロシュ・パレオロゴスは修道士となってアタナシオスのもとに留まることを決意、ヨアサフの名で修道院をさらに拡大した。

 彼らとほぼ同じ時代、ヴァルラームという修道士(出身地など詳細は不明)も、メガロ・メテオロに隣接する岩に修道院を建てた(ヴァルラーム修道院)。

 16世紀、メテオラは第二の繁栄期を迎える。現在メテオラに残っている古い建造物のほとんどはこの時代のものである。16世紀から17世紀にかけ、メテオラの修道院・修道共同体の総数は24に達したが、18世紀には衰退しはじめる。

 現在機能している修道院は6つ。キリストの変容(メガロ・メテオロ)修道院、ヴァルラーム修道院、聖三位一体(アギア・トリアダ)修道院、元殉教者聖ステファノス修道院、聖ニコラス・アナファフサス修道院、ルサヌー修道院。

 1988年、UNESCOにより世界遺産として登録された。

参考文献

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