メッセーネの歴史は、古代としては新しい。
紀元前八世紀から紀元前五世紀に渡って何度か戦われた都市国家スパルタとの戦争の結果、メッシニア人はスパルタに隷属させられていた。
前371年、テーベのエパミノンダスがレウクトラの戦いでスパルタを破ると、エパミノンダスはメッセニア人を解放し、前369年、自分たちの都市を作らせた。これがメッセーネの起こりである。
古代メッセーネの遺跡は、同じ名前を持つ現代の都市メシニとは遠く離れた場所にあり、遺跡に一番近い集落はマヴロマティという。
遺跡は比較的最近まで立ち入り自由で、日が沈むまで見ることができたようだが、2012年の夏に私たちが訪れた際には有料になっていた(チケットは4ユーロ。開場時間は4時までと書いてあったが、これは季節によって変動する)。

博物館は遺跡とは数百メートル離れた場所にあり、入場料は2ユーロで、開場は9時から4時までとなっていた(開場時間は季節によって変わる)。
遺跡・博物館の開場時間については、事前に電話で問い合わせることをお勧めする。電話番号はこちら
http://www.ancientmessene.gr/en-index.html (このサイトに書いてある開場時間は必ずしも正しくない)。
参考文献
- 現地の案内板
- Robin Barber, Greece (Blue Guide), London- N.Y. 2001 (Revised reprint of the 6th edition of 1995), pp. 295-298.
- Andrew Bostock, Greece: The Peloponnese (Bradt Travel Guides) Bucks, England: Bradt, 2010, pp. 143-147.
ページのトップに戻る