コス市 聖ヨハネ騎士団の城 〜1〜
聖ヨハネ騎士団の城
海から見た聖ヨハネ騎士団の城
 十五世紀に建造された、聖ヨハネ騎士団の城。船でコスに到着すると、このモニュメントが一番最初に目に入る(右)。

 現在は遺跡として保存されており、入場料は大人€3だった(2006年の情報)。
城への入り口
 城へは、ヒッポクラテスのプラタナスがある辺りから、この橋のようなものを通って入ることができる。今は道路(フィニコン通り)になっているのだが、もともとはこの下が堀になっていた。

 下に写っているのは、城の入り口。ヘレニズム時代の彫刻(おそらく劇場から取られたもの)が再利用されている。その上に見えるのは、騎士団のグランド・マスターだったアンボワーズの紋章。

城の入り口に使われている古代の彫刻
内側にある城
 一番上と右に写っているのは、内側にある城。この場所に最初に城が建築されたのは1314年のことであるが、これはその後、破壊された。ヴェネツィアのコス総督(1436-53)ファンティーノ・グエリーニが1450年、新たな城の建築を始め、1478年、ジェノヴァのコス総督エドアルド・デ・カルマディーノ(1471-95)が完成させた。これが、内側にある城である。1457年から1477年の間に何度かトルコ人の攻撃を受けた後、1495年、聖ヨハネ騎士団のグランド・マスター、ピエール・ドービュッソンが、この城を取り囲む外壁(上の、海から見た城の写真に写っているのが城の外側)の建築を始め、グランド・マスター、ファブリツィオ・デル・カルレットが、1514年にこれを完成させた。


城外壁の要塞
 城の外に城を建築する必要が生じたのは、十五世紀の後半、大砲の性能が向上したため、古い城壁では不十分になったためである。このため、外側の城は、きわめて頑強に、分厚く造られている。

 これは、外側の城、南西の角にあるデル・カルレットの要塞。ロードスにある聖ヨハネ騎士団の城にも、同じ名前で、似たような形の要塞がついているのだそうだ。

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参考文献

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