コス島 アスクレピオスの聖域の中段
アスクレピオスの聖域中段
上は、聖域上段から見たアポロ神殿。ローマ時代(紀元後二世紀)に建てられたもので、コリント式。現在立っている円柱は、二十世紀にイタリア人が修復したもの。

聖域中段
 左の写真で右に写っている神殿は小さい方のアスクレピオス神殿。その奥に写っているのは、聖域上段に上るための階段。六十段ある。

神官の部屋
これは神官の部屋と呼ばれている建物。基礎部はヘレニズム時代に遡るが、上の建物はローマ時代に建て直されている。奥に写っている長方形の建物はアスクレピオス神殿。

アスクレピオス神殿
 アスクレピオス神殿。前四世紀の末か三世紀に建てられたもので、イオニア式。ここにある神殿の中では最も古い。通路を隔ててその前に(写真では右奥。右手前は「神官の部屋」)にアスクレピオスの祭壇がある。

アスクレピオスの神殿の内部
 これは、神殿の中にある金庫。この黒い石でできている蓋の下に空間があって、そこに財宝を貯蔵できるようになっていたらしい。また、この穴に奉納物を投げ込むこともできた。

 かつてこの神殿の内部はアペッレスの絵画で飾られていた。その一部は、アウグストゥスがローマに運ばせたことが記録に残っている。

アスクレピオスの祭壇
 これはアスクレピオスに犠牲を捧げるための祭壇。この聖域にある建造物の中では最も古い時代に属する。

 ここにはプラクシテレスの息子であるケフィソドトスとティマコス作の、アスクレピオスとヒュゲイア(健康の女神)の像が立っていた。

エクセドラ
 中段南東の一角にあるエクセドラ。これは、上から撮影したもので、下は正面から撮影したもの。これは、上段を支えると共に、装飾的な役割を果たしていた。

エクセドラの壁
 ニッチにはもともと像が据え付けられていたはずであるが、今ではまったく残っていない。

 全体の位置関係は、下の写真のようになっている(上段より撮影)。円柱がたくさん立っているのが上のアポロン神殿で、その前に見える石の集まりはアスクレピオスの祭壇跡。さらにその左にある長方形の建物跡はアスクレピオス神殿で、神殿の右側に見えているのは「神官の家」と呼ばれている建物。エクセドラは一番右手に一部だけ見えている。

アスクレピオス神殿中段全体

参考文献

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