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ポルトガル旅行記

3) 最初の夕食(2008年10月11日土曜日)

Lisbon
 さて、一人で旅行をしていて困ることの一つは食事だ。一人で外食をするのは寂しいというだけではなく、下手な店に入ってしまうと、店の人や周囲の客にじろじろ見られたり、肩身が狭かったりする。だから、今回の旅行では、最初から行く店を決めたり、予約をしたりすることはなく、現地で直接レストランを見てから決めることにした。

 この日は、Rossio広場のすぐ近くで見つけたAdega da Móという店に入ってみることにした。Adegaというのは、食堂のことらしい。

Adega da Mo
 小さな店で、家族経営の雰囲気。私が食事をしている横で、店主らしき男性と、調理場を仕切っていると思しきその母親が食事を始めた。私の経験では(一週間だけだから大した経験ではないけれど)、ポルトガルの家族経営レストランは、奥さんやお母さんがキッチン、男性の家族が接客を担当していることが多いようだ。

 先客は、この私の前に座っていた男性と、右横の、写っていない場所にいた老夫婦の三人。テレビでは、ユーロ杯の予選であるポルトガルとスウェーデンの試合を放送していた。ポルトガルでロナウドが見れてちょっと感慨深かった(笑)

Water Frize
 私はお酒は飲まないので、水を持ってきてもらった。ここに写っているのは、スパークリング・ウォーター。ポルトガルでは、水を注文すると330ccしか入っていない小さな瓶が出てくることが多かった。これではとうてい足りないので、後で、スパークリングでない水を持ってきてもらったら、今度は500ccだった。

 この店のパンは、ビニールに入っていて、不味くはないのだが、あまり新鮮ではない。ポルトガルでは、黙っていると、机の上に前菜を並べられるので、不必要なら「いらない」と言わなければならないとガイドブックで読んで心配していたのだが、この店ではパンしか出てこなくて安心した(メニューには載っているので、注文すれば持ってきてくれるらしい)。

Carne di Porco a Alentejana
 今回は一人旅なので、あまりいい店に入ることは目標にせず、とりあえず、いろいろなポルトガル料理を試すことを目標にした。これは、アレンテジャーナ風豚肉。豚肉をアサリと一緒に煮たもののことらしい。

 この店のものは、それを、フライドポテトの上に乗せて、その上から、塩と酢につけたカリフラワーとニンジン、そしてコリアンダーの葉っぱを散らしてあった。残念ながら、豚肉はパサパサし、臭みがあってあまり美味しくない。フライドポテトも冷凍物なのか、味気ない。全体として、「不味い」というほどではないものの、美味しいと思うものではなかった。

Soup
 スープというものも注文してみたのだが、エイドリアン・ブロディーそっくりのウエイターさんは完全に忘れていた。まあ、どうでもよかったのだが、上の料理があまりに味気なかったので、催促して持ってきてもらった。

 一口食べてみて、忘れられていたままの方がよかったと後悔。何の味というのはなくて、すえたような妙な臭いがした。目の前に出されたものは全て食べる主義なので、全部食べたが、いったいあれは何だったのだろうか、今でも不思議だ。

 以上で、お値段は9ユーロ強だったので、10ユーロ払った。

Lisbon
 ところで、店には老夫婦の先客がいたと書いたが、その二人、魚やらなにやらメインの料理を食べた後、メロンの上に生ハムを沢山乗せたものを食べ始めた。イタリアでは、これは普通前菜なのだが、ポルトガルでは、デザート代わりになるのだろうか。

 店を出て、ホテルまで歩いて帰ったのだが、これはその途中で見かけた、お菓子屋さんのショーウインドー。

 真ん中の、ドーナッツ型のものにはBolo-Reiと書いてある。王様ケーキという意味なのだろうか?ポルトガル語は知らないので、他の言葉から想像。その下には、パスティス・デ・ナタも見える。

 この日はもうお腹いっぱいなので、チャレンジしなかったが、次の日の朝にはなにか甘いものを食べに行くことにした。

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