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ポルトガル旅行記

17) エヴォラの骸骨礼拝堂(2008年10月15日水曜日)

Pensao Policarpo
 まずは朝食。

 朝食の部屋は人がたくさんいたので写真を取るのは遠慮したが、手前のラウンジがとても素敵だったので、ちょっと撮影。これは釜戸なのだろうか?使われているタイルもきれい。

 朝食のホールも素敵だったのだが、暖かい時期には外のテラスで朝食をとることも出来るらしい。10月半ばだとちょっとそれは無理。

Policarpo Breakfast
 これが朝食。

 このホステルでは、セルフサービスではなく、席に着くとスタッフが持ってきてくれるシステム。コーヒーとパンだけの質素なものだが、私はもともとこういう朝食しか食べないので、これで十分。でも、朝食で動物性蛋白や果物を補給したい人には絶対物足りないと思う。

古い階段


 チェックアウトの限界時間はけっこう遅かったと記憶しているが、もう部屋は必要なかったので、外出する時に荷物だけ預かってもらい、部屋の鍵は返却した。

 右に写っている階段はホステルのものでとても古いらしい。あまりに古すぎて、石段が磨り減り、段じゃなくなりかけている。


 さて、今日はリスボンに戻る日なのだが、バスの出発は昼ごろなので、それまでもう少しエヴォラ観光。

Igreja de Nossa Senhora da Graca
 最初に立ち寄ったのは、ホステルの近くにあるノッサ・セニョーラ・ダ・グラサ教会(Igreja de Nossa Senhora da Graça)。Rough Guideによれば十六世紀の教会らしいが、だとすれば、かなり改築されているのだろう、それほど古くは見えない。

 エヴォラの建物は、しばしばこの教会のように白と黄色で塗られている。この町の色なのだろうか。

Igreja de Nossa Senhora da Graca

 教会内部はアズレージョで装飾されていてとても美しい(撮影禁止なのだが、監視の人がクロスワードをしていたので、ちょっと撮ってしまった)。

 入場料もないし、観光地としてはあまり重要ではないみたいだが、タイルは見ごたえがあるので、お好きな方はぜひどうぞ。

Mercato
 次に目指すは、聖フランシスコ教会の「骸骨礼拝堂」なのだが、その前に、教会近くにある市場を見学。

 午前中なら賑わっているに違いないと思ってきたのだが、閉まっているストールが多く、お客さんもあまりいない。コインブラのマーケットよりももっと閑散としている。何故だろう?

聖フランシスコ教会

 これが聖フランシスコ教会のファサード。

 Wikipediaによれば、十四世紀の後半から十五世紀の半ばにかけて建造されたらしい。

San Francisco Evora

 教会の内部。ポルトガルの教会は、イタリアの教会と比べると地味だ。


Capela dos Ossos
 さて、問題の「骸骨礼拝堂」は教会の中にはない。教会に向かって右側にあるこの通路を通って中に入る。入場料は確か€1.50。

 細い円柱とアーチで飾られたこの通路はなかなか優美だ。


Capela dos Ossos
 「骸骨礼拝堂」に入るまでの部分「サラ・ド・カピトゥロ」はきわめて普通、と言うか、普通よりも華美。

 十六世紀、マヌエル一世王の時代に建設され、フランチェスコ会士の集会場所として使われた。

 壁を飾るアズレージョは十九世紀のもの。

(以上、現地案内板の解説)
タイル


 これは壁を飾るタイル。きれいだったので撮影(笑)。ポルトガルでは珍しく、ここは撮影禁止ではなかった。
骸骨礼拝堂の入り口
 「骸骨礼拝堂」への入り口。

 この碑文によれば、Nos ossos que aqui estamos pelos vossos esperamos、ここにいる私たちの骨は、あなた方の骨を待っている・・・のだそうだ。


骸骨礼拝堂

 内部の壁は一面骨で埋め尽くされている。

 この礼拝堂は十六世紀の末に建設された。Rough Guideによれば、これらの骨は、十五〜十六世紀、エヴォラにあった42の修道会墓地から集めたもの。遺骨が発掘されたあとの墓地は、別の目的に再利用された。

Capela dos Ossos

 礼拝堂の天井を飾る頭蓋骨。

 この礼拝堂は、フランチェスコ修道会士の祈りと瞑想の場所として使われた。メメント・モリ(人間は死すべき存在であることを忘れるな、という意味)がそのテーマであることは想像に難くない。

骸骨


 ミイラのような骨がぶら下がっていて、時々そこにスポットライトが当たるようになっていたりする。ちょっと趣味が悪いような・・・




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<参照文献>
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