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ポルトガル旅行記

13) エヴォラで昼食(2008年10月14日火曜日)

エボラ
 エヴォラのバス・ターミナルから道路に出て、右手に歩くとすぐにエヴォラ市の門(Porta de Alconchel)が見えてくる。

 エヴォラを目的地の一つに選んだのは特に意味があったわけではなく、ユネスコの世界遺産だからとりあえず見てみようかというような安直な理由。コインブラとリスボンの間にある町、例えば、オビドスやナザレあたりにしておけば移動が楽だったのであるが、古代遺跡のある町のほうがよかったので、エヴォラまで足を伸ばすことにした。

エボラ
 まず目指すのは、ネットで予約したホステル「ポリカルポ」。エヴォラのホテルは総じて高かったので、ホステルに格下げ。

 ・・・と思ったのだが、このホステル、予想に反して(別に何を予想していたわけじゃないんですけどね)、とてもよかった。

 まず、宿の人、英語が上手(パチパチパチ!)。ポルトガルのホテル、事務的な会話程度の英語は通じても、普通にお話しできるぐらい英語ができる人がいるとは限らない。ちゃんと話ができるぐらいポルトガル語を知っている人には関係ないけれど、私のように「なんちゃってポルトガル語」しか知らない人間には好印象。

 そして、もう一つ素晴らしいのは建物。最も古い部分は十六世紀に遡る貴族の邸宅を利用している。経営者の方は、古い建物だから維持が大変だと仰っていたが、「せっかくポルトガルまで来たのだから、伝統ある建物に泊まってみたい、しかも安く」なんていう都合のいいことを考えている私のような旅行者には大変ありがたい。

 下はこのホステルの写真。

Pensao Policarpo Pensao Policarpo
上に写っている門をくぐると、このような中庭がある 私が泊まった、バス・トイレ共用のシングル・ルーム。伝統的なベッドの飾りが美しい。
Evora, Policarpo Hostel Policarpo, Evora
洗面所だけは部屋の中についていた。歯を磨くのにわざわざ部屋から出なくていいのは便利。 廊下。薄暗く、細い廊下と、紅色の塗装、地中海的な強い光のコントラストにうっとりさせられる。

 私が泊まった2008年10月、この部屋の値段は25ユーロ(パンと飲み物の朝食付き)。古い建物だけあって、ベッドのマットレスやシャワールームなど、設備が古びている部分もあったけれど大変満足。ポウサダに泊まれる予算のある人はわざわざ来る必要が無いと思うけれど、私のような低予算旅行者にはお勧め。

Pensao Policarpo
Rua da Freiria de Baixo, 16
7000-898 Evora - Portugal.
Tel./Fax: (+351) 266 702 424 | 266 703 474
http://www.pensaopolicarpo.com/

Il Tunel
 前日の晩御飯が軽かったので、この日は珍しく、ちゃんと昼ごはんを食べることにした。

 手っ取り早くということで、ホステルの近くでたまたま見つけたお店に入る。構造からして、歴史のある建物に違いない。

Il Tunel Restaurant
 とは言え、内部はいたって普通。安い机と椅子、紙のテーブルクロス、テレビもついた大衆食堂。私はちょっと遅い時間に入ったので他のお客さんは(またしても)誰もいなかったが、すべてのテーブルにお客さんがいた形跡があり、けっこうはやっている店なのかなと思った。

 お店で働いていたのは、けっこう歳のいったおじさん一人。この人がウエイターとコックさんの一人二役をやっていた。

鱈のコロッケ
 注文を終えると、頼んでいないコロッケとパンが出てきた。こういうのを前菜というのだろうか?それともそれ以前のおまけ的な食べ物なのだろうか?この店では、オリーブとか魚のスプレッド、チーズなどは出てこなかった(が、注文すれば出てくると思う)。

 いずれにせよ、コロッケはポルトガルで一度食べてみたかったものの一つなので、喜んで齧る。
干しだらのコロッケ
 思ったとおり、中は干し鱈。

 ジャガイモとパセリを刻んだものも入っていたと思う。色がちょっと黄色っぽかったのは、卵のせいなのだろうか?

 すでに冷めた状態で出てきたのだが、なかなかいける。温かければもっと美味しいのだろうが、まあ贅沢は言うまい。

ポルトガルのパン
 パンは、ちゃんとフレッシュなものが出てきた。色がグレーがかった茶色。天然酵母系の味だった。

 私は、このグレーっぽくて、ふかふか、もちもちしたパンが大好きだ。おかずなしでも、これだけ食べられるぐらい好き。

lengua de porco a alentejana
 注文したのは「レングア・デ・ポルコ・ア・アレンテジャーナ」のメイア・ドーゼ(半量)。

 リングア・デ・ポルコというのが豚の舌であることは分かったのだが、「アレンテジャーナ」風というのが何なのかは分からないまま注文。食べてみた感じでは、豚のタンを白ワインと牛乳か生クリームかで煮たものだった。豚肉のアレンテジャーナ風というのは、アサリと豚肉を煮たものなので、「アレンテジャーナ風」というのは別に決まった料理方法ではないのかもしれない。

 ところどころ豚の舌の形がはっきり分かる部分があって、ちょっとグロかったが(豚さんの舌と私の舌が・・・)、軟らかく煮込まれており、大変美味しく頂いた。付け合せには、サラダ、ご飯、そしてフライドポテト。フライドポテトは冷凍ではなかったと思う。私がポルトガルで食べたフライドポテトは、ほぼすべて、とても美味しかった。フライドポテトというのはとても単純な料理に見えて、美味しく作るのはけっこう難しいのだけれど。
エボラ
 おじさんに「コーヒーは?」と訊かれたので、頂くことにする。食事が美味しいと、コーヒーが飲みたくなるのはなぜだろうか?

 お会計は、パン0.20ユーロ、コロッケ0.80ユーロ、肉料理4ユーロ(!)、水0.80ユーロ、コーヒー0.60ユーロ、締めて6.40ユーロ+チップ(いくら置いたか忘れた)。

 大変満足して、エヴォラ大聖堂の観光に向かった。

O Tunel on TrustedPlaces
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Restaurante O Tunel (オ・トゥネルと読むんだと思う)
Rua Alcarcova Baixo 59, Évora, Tel. 266 706649


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