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ポルトガル旅行記

19) エボラからリスボンへの移動とカルモ修道院(2008年10月15日水曜日)

エヴォラ・バスターミナル
 これがエヴォラのバスターミナル。コインブラのターミナルと違い、ちゃんとどのバスがどこから何時に出発するかを示す電光掲示板があって文明を感じる。

 出発まで15分ぐらいあったので、日本人の女性旅行者に話しかけてみる。日本語の本を読んでいらしたので、日本人だと分かった。私はこの方をコインブラの駅でも見かけていたのだが、私のことは覚えていないようだった。モンルーシュという村に向かわれるとのこと。いろいろポルトガルの感想を述べ合ったのだが、彼女はポルトガルの食事は結構値段が高くて、毎回15ユーロぐらいいってしまうと言っていた。私はここまで10ユーロを超える食事を一度もしていないことを思い出したが、それは伏せておいた。

 私のバスの出発時間が来たので、彼女とはお互いの旅の無事を祈ってお別れした。

キリスト像
 コインブラからリスボンまでのバスの切符は€11.50と、コインブラ・エヴォラの切符と値段的にはそれほど変わらないのだが、時間的にはずっと短くて、1時間半しかかからない。

 リスボンに近づいたところで、このキリスト像に出くわした。リオ・デ・ジャネイロにもこんな感じの像があるけれど、何か関係があるのだろうか。

テージョ川
 バスから見たテージョ川。対岸に見えているのがリスボン。テージョ川、まるで海のように広い。

 バスから、リスボンの川沿いを眺めたのだが、大規模なレストランやクラブなど最近再開発された形跡があった。

 バスはセテ・リオス駅近くにあるバスターミナルに到着した。地下鉄を使ってホテルまで行こうかと思ったのだが、時間を浮かすためタクシーを利用。荷物代を含めて6ユーロぐらいだったと思う。

Residencial Mar dos Acores

 リスボンで二泊したのはこのホテル、レジデンシアル・マル・ドス・アソーレス(Residencial Mar dos Açores)。インターネットのブッキング・サイトで見つけた、ホテルで、リスボンの中心からはちょっと離れている。地下鉄の駅はサウダーニャかピコーアスなのだが、歩いて10分ぐらいかかる(ちなみに私はかなり早足)。

 だけれど、朝食付きのシングル・ルームが30ユーロとリスボン市内としてはかなりお徳だし、中心街にない分、周囲には地元の人で賑わうレストランが何軒かあって、それはそれなりに楽しい。

マル・ドス・アソーレス

 お部屋は、広くはないが、明るくて、まあ清潔。道に面しているので、うるさいのではないかと思ったが、そうでもなかった。

 最初のペンションとは違い、ここのフロント・スタッフは英語が話せる。私が会ったのは若い男性3人だったが、みなとてもフレンドリーで親切。ポルトガル人はシャイな人が多いような気がしたが、ここのスタッフはちょっとラテンののりが入っていて馴染みやすかった。

 まあ、いろいろ好みがあるから、誰にでも薦めようとは思わないけれど、またリスボンに行く機会があれば泊まりたいホテル。
コンヴェント・ド・カルモ

 自分のいる位置を確認した後、観光に出かける。最初の目的地は、写真で見て行きたかったコンヴェント・ド・カルモ。

 バイロ・アルトという、ちょっと高台になったところにあり、坂を上らなければならない。坂が嫌いな人とエレヴァドールに乗ってみたい人は、バイシャからサンタ・ジュスタのエレヴァドールに乗れば、すぐ近くに到着する。

 「コンヴェント」とは言うものの、1755年の大地震で崩壊した後は再建されず、現在では考古学博物館として使われている。入場料は€2.50(2008年10月現在)。

コンヴェント・ド・カルモ
 中に入るとこんな感じ。

 一時はリスボンで最大の教会だったというだけあって、スケールが大きい。

 十四世紀の後半から十五世紀の前半にかけてゴシック様式で建造され、最初はカルメル会の修道院だった。1755年の地震で崩壊した後、部分的に修復されたが、1834年の修道会追放後は廃墟と化した。

コンヴェント・ド・カルモ
 教会の壁だった部分に、碑文、リリーフ、墓石やその部分などが置かれている。

 しかし、一番重要なコレクションは、上の写真で一番奥に見えている扉の後ろに続く、屋根のある部分に収蔵されている。フェルディナンド一世とゴンサロ・デ・スーザの石棺、十六世紀のアズレージョ、エジプトの棺、インディオのミイラなどが主な収蔵物だが、この部分は例によって撮影禁止なので、ここに写真を貼るのは止めておく。

リスボンの町並み

 さて、先ほどサンタ・ジュスタのエレヴァドールが近くにあると書いたが、そこからリスボンの町を展望することが出来る。

 この部分にはエレヴァドールの切符がなくても自由に出入りできるので、こういう風景を見たい方にはお勧め。夜ならば、夜景が美しいに違いない。

 奥の方、緑の丘の上に立つのはサン・ジョルジェの城。

アルコ・ダ・ルア・アウグスタ

 バイロ・アルトからキアドの方に降りて来て、プラサ・ド・コメルシオを見に行く。写真に写っているは、アルコ・ダ・ルア・アウグスタ。近くで見ると驚くほど大きい。

 この広場を見ていると、ポルトガルがかつて大国であったことがしみじみと感じられた。

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<参照文献>
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