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ポルトガル旅行記

6) 雨のコインブラ散策(2008年10月12日日曜日)

ham and cheese brioche
 コインブラに到着後、ホテルに荷物を残して、すぐに外に出てみたが、まだ雨が降っている。まあ、とりあえず腹ごしらえということで、お菓子やら飲み物やらを売っている店に入る。イタリアではこの手の店を「バル」と呼ぶのだが、ポルトガル語では何というのだろうか?同じだろうか?

 チーズとハムが中に入ったパンと牛乳を注文。お金を払おうとしたら、あまりに安いので聞き違えだろうと思い、適当にお金を渡したら、本当に1.60ユーロだった。

nestle choco
 このパン、変わっている。甘いブリオッシュのような生地のパンの中にハムとチーズが挟まっている。塩気と甘みに圧倒され、あまり美味しく感じられなかった。温めたら美味しいのだろうか。牛乳は美味しかった。

 右は、同じ店のショーウィンドーに並んでいたチョコレート系のお菓子。キンダーとか、ネスレ(ネッスル?)系の、イギリスでも普通に見かけるものばかり。こんなところでもヨーロッパ統合が進んでいるのね、と思った。
Igreja S. Tiago
 小雨の中、町の散策を始める。

 これは、コメルシオ広場に面して立つロマネスク様式のサン・ティアゴ教会。この日は閉まっていたが、次の日には開いていた。
Igreja S. Tiago, decorative columns
 教会の飾り円柱。柱頭の装飾に使われている動物や植物の彫刻が興味深い。

Pr. do Comercio
 コメルシオ広場(プラサ・ド・コメルシオ)。この名前からすると、市場が立つのだろうか?私が滞在している間に市場を見ることはなかったけれど。

Rua Visconde da Luz
 エレガントな建物。
house of eca de queiros
 ぶらぶら歩いているうちに、エサ・デ・ケイロシュの家を発見。エサ・デ・ケイロシュは、十九世紀ポルトガルのリアリズム文学を代表する作家。

 ポルトガル語版Wikipediaによれば、彼はコインブラ大学で法律を学んだのだそうだ。

Se Nova
 これは、セ・ノヴァ、つまり新しい大聖堂。十七世紀にイエズス会の教会として創建され、1772年に、旧大聖堂から大聖堂の地位を引き継いだ。

 日曜日と月曜は閉まっているらしい。日曜日に閉まるとは変な教会だ。ポルトガルでは普通なのだろうか?

 写真だと分からないと思うが、この時、かなりの雨が降っていて、惨めな気分になってきたので、市内散策はこれぐらいにして、モンデゴ川の向こうに渡ってみることにした。

Convento Santa Clara a Velha
 サンタ・クララ修道院を見るつもりだったのだが、まだ修復中では入れなかった。2008年に完成予定と書いてあったのだが、もう終わっただろうか。
 ここにはかつて、ポルトガル王ドン・ディニスの妻で、コインブラの守護聖人であるイザベルが葬られていた。

 十三世紀の後半に創建されたが、十四世紀以降、洪水に悩まされるようになり、1677年、修道女たちとイザベルの遺体は丘の上にある新サンタ・クララに移った。

Convento Santa Clara a Velha
 1995年に灌漑が行われるまで、この修道院はほとんど水と堆積物の中に埋まっていたというから驚きだ。

 この後も雨に降られながら、さらに市内を散策したのだが、そろそろ晩御飯の話に移る。


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<参照文献>
The Rough Guide to Portugal. 12th edition. London : Rough Guides, 2007, p. 228-240,
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