復活祭


 正教会では復活祭(イースター、ギリシャ語では「パスハ」)が、一年を通じて最も重要な祝日です。クリスマス(ギリシャ語では「クリストゥゲナ」)も重要ですが、復活祭には及びません。

 復活祭というのは、イエスが磔刑にあった後、復活したことを祝う祭です。決まった日に祝われるのではなく、毎年変わるのですが、必ず春(三月から五月)の日曜日です。カトリック教会の復活祭とは滅多に一致せず、普通は一週間後です。

 復活祭の前には「四旬節」と呼ばれる期間があり、この間には厳しい食事制限があります。四旬節というと、40日間のようですが、実際には48日間あります。また、四旬節が始まる「清浄の月曜日」の一週間前の日曜日(最後の審判の日曜日、ミートフェーア・サンデー)後の一週間は肉と魚を食べてはならず(ただし、この週の水曜と金曜には卵と乳製品の節制は免除されます)、次の日曜日(チーズフェア・サンデー、ティリニ)が乳製品を食べられる最後の日になります。これを厳格に実行している人はそれほど多くないようですが、復活祭前の一週間から三日ぐらいは、皆さんある程度の食事制限をしているようです。

 復活祭の日には、「おめでとう」と言う代わりに、「クリストス・アネスティ(キリストは昇天した)」と挨拶し、「アリソス・オ・キリオス(本当に主である)」と返事をします。


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