イコン


 イコンとは、キリスト、マリア、聖人などを描いた絵のことです。正教徒の信仰生活にとってイコンは大切な役割を果たします。

 教会の中には沢山のイコンが置かれており、正教徒の家ならばイコンの一枚ぐらい飾ってあるのが普通です。

 イコンには神や聖人の似姿が描かれていますが、イコン自体が信仰の対象なのではなく、イコンを通じて描かれている神や聖人を崇拝するためのものです。正教徒はイコンの前で祈ったり、イコンにキスをしたりして、イコンに描かれている対象を崇拝します。

 正教会では神、聖母、聖人などの像を作ったり、崇めたりすることは許されていません。『旧約聖書』の『申命記』第四章で禁じられている偶像崇拝と見なされるためです。これは、カトリック教会と大きく異なる点の一つです。

 
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