ローマ市の臍
ローマの臍
『イタリアへの扉』ローマとラツィオ > カエサルのフォルムとウェヌス・ゲネトリクス神殿

「ローマ市の臍」と呼ばれるこのモニュメントは、フォルム・ロマヌムの西部、セプティミウス・セウェルスの凱旋門の南(右後ろに見えている白い建造物がそれ)、ロストラの前に位置する。直径は4.45メートル、レンガでできている。これはセプティミウス・セウェルス帝時代に建造されたものであるが、以前には神殿が立っていたらしい。

プルタルコスが、「ロムルス伝」11.2で伝えている、ムンドゥスとこのウンビリクスは同じものを指していると考えられる。ウンビリクスのほうがより後の時代の史料に現れるので、呼び方が変わったのだろう。

ロムルスは、ローマ市を創建した際、円形の穴を掘らせ、ローマ市民となる者たちはその中にそれぞれの出身地の土とその年の最初の収穫物を投げ込んだという。これがムンドゥスと呼ばれた。

古代ローマ人はムンドゥスが地界に開かれた扉であると信じていた。年に三回この穴が開かれ、そこから地下の神々が出てくるので、その日は不吉な日であるとされていた。

参考文献

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