神君ユリウス神殿
ディウス・ユリウス神殿
『イタリアへの扉』ローマとラツィオ > 神君ユリウス神殿

前44年に暗殺されたカエサルの遺体は、例外的な名誉を受け、フォルムのレギア前で火葬に付された。前42年、第二次三頭政治家であるマルクス・アントニウス、オクタウィアヌス、レピドゥスは、その場所にカエサルに捧げた神殿を造ることを決議した。神殿は、前29年8月18日アウグストゥスによって奉献された(cf. Augustus, Res Gestae, 19)。

カエサル神殿現在は基壇の部分しか残っておらず、装飾もほぼ完全に失われている。ここに写っているのは、基壇部分の壁に隠された円形のモニュメント。これは恐らく、カエサルが火葬された場所に置かれた祭壇。もともとは、神殿の基壇に半円形のスペースがあって、よく見えるように、その中心に配置されていたが、アウグストゥスは、これを基壇で完全に囲ってしまった。この祭壇にアサイラムを求めるものが後を絶たなかったためだと言われる(Cassius Dio, XLVII, 19)。青柳氏はこれを、前14年から前9年のことと推定している(参考文献を見よ)。

後ろに見えているのは、アントニヌス・ピウスとファウスティナの神殿。

参考文献

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