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皇帝フォカスの記念柱
[所在地] フォロ・ロマーノ ローマ ラツィオ イタリア Foro Romano, Roma, Lazio, Italia
ビザンツ治下のイタリア太守(exarchus)を務めていたスマラグドゥスが、608年に皇帝フォカス(602-610)に捧げたモニュメント。現在は残っていないが、柱の上にフォカスの像が立っていたことが碑文から分かる。
柱と台座は四世紀のものであるが、四世紀には既に使い回しであった。柱は、コリント式柱頭のスタイルから判断して、二世紀半ばごろにつくられたと見られる。
プロコンネソス産大理石でできた柱は14.8m.だが、下の台座からだと22.2m.になる。
参考文献
- Amanda Claridge, Rome. An Oxford Archaeological Guide. Oxford/ Oxford University Press, 1998, pp. 84-85.
- Filippo Coarelli, Roma (Guide Archeologiche Laterza), Roma-Bari/ Laterza, 2001, pp. 83-84.
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