マクセンティウスのバシリカ
バシリカ・ノウァ
『イタリアへの扉』ローマとラツィオ > マクセンティウスのバシリカ

ヴェリアに位置するこの巨大なバシリカは、306年簒奪皇帝マクセンティウスが建設を始め、313年以降にコンスタンティヌスが完成させた。このため、マクセンティウスのバシリカとも、コンスタンティヌスのバシリカ、またバシリカ・ノウァ(新しいバシリカ)とも呼ばれる。首都長官の裁判所として使われたらしい。

現存しているのは北側部分だけである。残りは、847年の大地震の際に崩れ落ちたらしい。中央入り口は現存していない南側に面していたが、これはコンスタンティヌスの改築によるもので、マクセンティウス時代には東側(コロッセウム、ティトゥスの凱旋門より)にあったという説がある。

バシリカ・ノヴァ基台は幅96(100?)メートルで奥行65メートル、身廊は長さ80メートルで奥行25メートル、丸天井までの高さは25メートルある。現存しない中央身廊の丸屋根までの高さは35メートルあった。屋根の部分は全てコンクリートでできており、これは、それまでカラカッラ帝やディオクレティアヌス帝の公共浴場といった皇帝浴場でのみ使われてきた工法である。内部の柱には、プロコンネソス産大理石の一本石が用いられていた(うち一本が、サンタ・マリア・マッジョーレ広場に、別の柱頭を乗せられて立っている)。

Basilica Maxentii behind
マクセンティウスのバシリカの後背部
コンスタンティヌスは、このバシリカに自らの巨像を設置した。現在、パラッツォ・デイ・コンセルヴァトーリにある、白色大理石でできたコンスタンティヌスの頭や手は、このバシリカに置かれていたものである。残りの部分は金属でできていたので、再利用されたため失われたと考えられる。

参考文献

ページ・トップに戻る

Copyright Notice