ピサの食べ物 - 3 -

La Clessidra
 最後に行ったレストランが、ピサ市内にあるこの「ラ・クレッシドラ」である。比較的新しいような気がするが、私が住んでいた頃にはもうあったので、少なくとも七年以上は営業している。

 便利な場所にあるのだが、普通の観光ルートには面していないため、観光客はあまりいない。主なお客さんは地元の人と、特に大学の教授たち。食べに行くと、必ずといってもいいほど出くわす。
Pane
 イタリアのレストランでは、何はともあれパンが出てくる。サービスというわけではなく、「パンと席料」のような感じで数ユーロ自動的にチャージされる。自動的にパンが出てこないのはピザ屋で、ピザを注文する場合はパンがいらないからだ。ピザ屋兼レストランの場合は、ピザ以外のものを注文するとパンが出てくる。

 クレッシドラでは、3〜4種類のパンの盛り合わせが出てきた。

Carpaccio di manzo alle fragole
 私が注文した前菜、牛のカルパッチョとイチゴ、パルミッジャーノ、バルサミコ。牛肉は良く見えないかもしれないが、赤黒いものがそう。上に乗っている白く細いものがパルミッジャーノ(パルメザン・チーズ)で、イチゴがその間にちりばめられている。確か€7.5程度。

 イチゴと牛肉の組み合わせ、合わなくはないが、特に絶妙の組み合わせというほどでもない。まあ、イチゴが出回る間の季節料理と捉えるべきだろう。牛肉自体はなかなか美味しかった。
Antipasto di melone e di gamberetti
 一緒に食事に行った義兄が注文した前菜、メロンと小エビのサラダのアスパラソース添え。こちらは6ユーロぐらい。

 食べたわけではないので味は分からないが、前菜としては軽そう。色はきれいだ。
Ravioli di noce e pecorino con crema di borlotti
 これは義兄が注文したプリモ、胡桃とペコリーノ・チーズのラヴィオリ、ボルロッティ豆のクリーム添え、6ユーロ。

 私はラヴィオリ自体が苦手なので、コメントはなし。
Tagliolini ai funghi porcini
 こちらは私のプリモ、ポルチーニ茸のタリオリーニ、7ユーロ。

 タリオリーニは、卵を練りこんで作ったパスタで、タリアテッレよりも細いもののこと。茸はけっこうな量が入っていたが、それほど香りは高くなかった。まあ、この値段ならこんなものだろうという感じの味。

Insalata mista
 これは一緒に注文したミックス・サラダ、2ユーロ。本来サラダはセコンドの料理と一緒に注文するのだが、私は3コース食べるほど胃袋が大きくないので、プリモと一緒に注文した。

 イタリアでコントルノ(サイド・ディッシュのこと)としてサラダを注文するとなおざりな生野菜が出てくることが多いのだが、この店のサラダにはルーコラ、ニンジン、トマトが色鮮やかに盛り付けられていて、これで2ユーロは良心的。しかし、ウェイターが塩やオリーブオイルを持ってくるのを忘れ、頼んでもなかなか持ってきてくれなかった。

Semifreddo ai croccantini
 というわけで、肉・魚は頼まずにデザートに直行。これは、この店の名物、クロッカンティーノ入りセミフレッド、3.5ユーロ。クロッカンティーノというのはナッツの入ったカラメルで、カリカリとした歯ごたえがある。セミフレッドは、アイスクリームより濃厚な冷たいお菓子で、半分凍った状態で供されるためこの名前がある。横に添えられているのはカスタードとチョコレートのソース。

こんなセミフレッドを出す店が私の近所にないのは残念である。

Cafe
 最後の締めはエスプレッソ・コーヒー、1.5ユーロ。イタリア人が食後にカップチーノを飲むことはない。

 以上の他に水を一瓶注文し、自動的に加算される10%のサービス料を加えて合計€43.45。最近、ピサではレストランの値段が上がっているので、この値段は良心的だ。また、ピサに行ったときには必ず立ち寄りたい店である。

開店は、月曜から土曜日までの19:00-22:30、日曜日は閉店。
住所はVia S. Cecilia 34, Pisa
電話 050 540160


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