ピザの洗礼堂
ピザの洗礼堂

1152年8月15日、ピサの芸術家ディオティサルヴィの手で建築が始まり、下層部分はロマネスク様式で仕上げられた。ドゥオモのそれと似た、半円柱とアーチによる装飾が施されている。

Baptistery
1260年から、ニコラ・ピザーノが二層目の建築を始め、細い円柱や三角形の装飾を用いてゴチック様式に仕上げた。三角形の中にある肖像は、ニコラ・ピザーノや息子ジョヴァンニ・ピザーノらの手で彫刻された。これらは聖母や、聖人、預言者、福音書記者の胸像である。しかし、オリジナルの大部分はオペラ・デル・ドゥオーモ博物館に収蔵されており、現在残っているものはほとんどが十九世紀の修復のときに作られたものである。三角形の頂点には聖人の像が置かれている。

三層目は、20の窓と、二層目のそれに呼応する三角形の装飾で特徴付けられる。

丸屋根が建築されたのは十四世紀のことで、頂点には洗礼者ヨハネの彫刻が飾られている。これは、シエナの彫刻家トゥリーノ・ディ・サーノの手によるものとされている。屋根の半分は赤い瓦で、半分は鉛の板で葺かれている。

周囲の長さは107メートル、高さは、頂点の像を除いて、約55メートル。

東西南北四方に扉があるが、重要なのは、ドゥオモの正面にある東側の門である。門の右側の側柱には福音書にモティーフを取った図像が、左側の側柱には一年の月のシンボルが刻まれている。アーキトレーヴ(上枠)部分の下には、洗礼者ヨハネの生涯、その上には、キリスト、聖母、ヨハネ、天使が描かれている。ルネッタの部分には、ジョヴァンニ・ピザーノの『幼児イエスを抱く聖母像』が置かれているが、これはコピーで、オリジナルはオペラ・デル・ドゥオモ博物館に収蔵されている。

洗礼堂は何度かの改修を経ているが、最も規模の大きかったのは、1841年から1856年のもので、ジョヴァンニ・ストルニ、アレッサンドロ・ゲラルデスカ、ピエトロ・ベッリーニの監督のもとで行われた。

参考文献

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