イタリアへの扉> ラツィオ州とローマ> 七界のミトラエウム(オスティア)

ミトラエウムとは、ミトラス教徒が崇拝を行った場所のこと。オスティアにはミトラエウムがいくつか残っているが、これが一番保存状態がいい。「七界のミトラエウム」という名称は、中央の通路部分がモザイクで七つに分けられていることから来る。ミトラス教では、信者が七つの階梯を上ってゆくことになっていた。
右の写真に写っているのは、ベンチのモザイク。トーチと雄鶏を手に持った人物が描かれている。

このミトラエウムは二世紀に建造され、床やベンチがモザイクで飾られている。一番奥の壁に設置されている、牡牛を殺すミトラスの彫刻は複製であるが、本物はバチカン美術館で見ることができる。
参考文献
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