サンティッシマ・アヌンツィアータ教会は1250年に創建され、1444-81年にかけて、ミケロッツォらの手によって再建築された。ファサードを飾るポルティコはほとんどがジョヴァンニ・バッティスタ・カッチーニの作であるが、中央のアーチだけがアントニオ・ダ・サンガッロの設計であるといわれている。
サンティッシマ・アヌンツィアータとは、「受胎告知を受けた最も尊き聖母」の意味。
上の写真に写っているのはの「キオストリーノ・デイ・ヴォーティ(「誓願の小回廊」)」と呼ばれるアトリウム。ミケロッツォの設計に基づき、マネッティが1447年に実現した。壁面は、十六世紀を代表する画家たち、ロッソ・フィオレンティーノ、ポントルモ、フランチャビジョ、アンドレア・デル・サルトらによって装飾されている
上に写っているのは教会のファサード。中央に見える扉をくぐると、キオストリーノ・デイ・ヴォーティに入る。
なお、ブルネッレスキ設計の有名なスペダーレ・デッリ・インノチェンティ(孤児院)は、広場を囲んで、この教会の右側に立っている。