ホームページ > ギリシャの料理と食べ物 > 魚料理
魚料理
ギリシャの魚料理は、焼くか、揚げるかするのがほとんどで、凝ったものはあまり見かけません。ここには、私がギリシャで食べた魚の写真を何枚か並べてみました。
これは、冷凍ではないイカをグリルで焼いたものです。レモンと、テーブルの上にあるオリーブオイル、塩をかけて食べます。
冷凍のイカと冷凍でないイカの両方を置いている店も多く、値段は何割か程度違います。冷凍でないほうには「フレスキャ」という形容詞がつきます。ただ、冷凍でないイカも、保存状態が悪ければ新鮮でないので、かならずしもそのほうが美味しいというわけではないのですが。
これは、鱈(バカリャロス)に小麦粉の衣をつけて揚げたものです。鱈は、このようにスライスされ、冷凍されたものが簡単に手に入ります。
私は塩、胡椒、レモンで食べますが、ギリシャ人は普通これに「スコルダリャ」という、ニンニク、オリーブオイル、塩、レモン、パンでつくったペーストをつけて食べます。生ニンニクきつすぎるので、私は苦手です。
![]() |
![]() |
![]() |
これらはすべて鰯を焼いたもので、普通、魚料理の中では一番安いです。どの皿も6ユーロ程度なのですが、左上に写っているヒオス島で食べたものが一番量が多く、脂も乗っていました。 魚レストランで食べればたいてい直火焼きなので、どれもそれなりに美味しいです。 |

これは、天日で干して水気を抜いたたこの足をグリルで焼いたものです。ギリシャ人はよくこのタコを、ウゾを飲む時の肴にします。このため、残念なことに、観光地では「ぼったくり」の材料になります。10ユーロ払って、タコのかけらぐらいしか出てこないのです。右の写真のものは、6ユーロ程度で、かなり大きなサイズの脚なので、良心的だと思いました。ヒオス島で食べたものです。
魚料理いろいろ
- アセリーナのから揚げ: ワカサギを小さくしたような魚のから揚げ
- 蛸パスタ: ギリシャ人がよく宗教的な食事節制中に食べる料理
- 海老のサガナキ: 海老とフェタチーズをトマトソースでさっと煮た料理
ギリシャの魚
![]() |
チプーラ、チプーレス(それぞれ単数形と複数形)という名前で、鯛の仲間の白身魚。 大きな魚としては比較的値段が安く、養殖ものだと特に安い。 |
![]() |
ガレオスと呼ばれる魚で、普通、このように冷凍で売られている。衣をつけて、フライにして食べるのが普通。 庶民的なお値段なので、安い食堂でもよくメニューに載っている。スポンジのような食感で、多少青臭い臭いがするので好き嫌いが分かれるようだ。 |
![]() |
アセリーナ(アテリーナ)は、ワカサギのような色をした小魚で、体長は3センチから7センチぐらい(もっと大きくもなるのかもしれないが、売られているのはそれぐらいの大きさのもの))。 小さい魚なので、揚げる以外の食べ方はしない。小さい割には味があって美味しい魚。卵を持っているとさらに美味しい。 |
![]() |
バラダス(複数形はバラデス)は鯛の仲間の魚で、小さなものは安価。美味しいのだが、小骨が少々硬くて食べにくい。 写真に写っているのは体長10センチぐらいの小さなもの。サイズが大きくなるに連れて値段も上がる。 |
