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プロピュライア
プロピライア

<所在地> ギリシャ アッティカ アテネ アクロポリス

 アテナイの守護神、特にアテナ神の聖域であるアクロポリスの入り口にある巨大な建造物。

Propylaia
内側(東側)から見たプロピュライア
 プロピュライアの建築は、パルテノン神殿が奉献された直後の前437年に始まった。前432年にはまだ工事中であったが、その後建築は中断し、一部は未完成のままである。前431年に始まったペロポネソス戦争が中断の理由かもしれない。建築を手がけたのはムネシクレス。

 西と東のファサードにはそれぞれ、ドーリス式の円柱六本が並び、中央通路の両脇には細身のイオニア式円柱が並んでいる。ドーリア式とイオニア式の融合はパルテノン神殿にも見られる特徴である。屋根もパルテノン神殿同様、大理石の板で葺かれていた。向かって左側(北)の部屋にはかつて絵画が飾られていたため「画廊(ピナコテケ)」の通称がある。この部屋は、公職者が儀式的な食事をする場所としても使われた。古代には、内部と周辺に神々の像や奉納物が並んでいたらしい。

 ビザンツ時代には、大主教の邸宅として使われ、ラテン人のアテネ大公領時代には、大公宮として使われていた。

 トルコ支配下では、軍指揮官の邸宅として使われていたが、1645年、ここに雷が落ち、格納されていた火薬に引火して爆発、建物に大きな被害を与えた。

 ギリシャの独立後、1909年から1917年にかけて復元工事が行われた。2005年現在、屋根を復元する工事が進行中であった。これには、酸性雨による侵食からプロピュライアを守る目的もある。プロピュライアで見ることができる部分は、外側と、中央の通路の部分だけで、観光客は他の部分に立ち入ることができない。

2002年、まだ修復中だったプロピライア


参考文献

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