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エチオピア・レストラン 「ラリベラ Lalibela」

Lalibela Ethiopian, Athens
 なぜギリシャにいるのにエチオピア料理を食べなければならないのかと思う方もいるかもしれないが、何せ日本人は毎日いろいろな国に起源を持つ料理を食べることに慣れているため、いくらギリシャ料理が好きでも、毎日食べていると、別のものが食べたくなる。ちょっと変わったものということで、この店を紹介したい。

 エチオピアは正教徒が多いせいか、アテネにはエチオピアからの移民がけっこういるようだ。アテネのキプセリ地区には、エチオピアン・レストランが三軒あるらしい。私たちは、その中の一軒で、Athenoramaというアテネの情報誌に載っていた「ラリベラ」を訪れてみた(2008年8月)。

 ナクスー通りにあるのだが、どの地点にあるのか分からなかったため、私たちは地下鉄(イレクトリコ)の「カト・パティシア」駅から歩いた。しかし本当はその一駅前(アテネの中心部から来る場合)である「アギオス・ニコラオス」から歩いた方が近かった。たぶん、徒歩10分程度だと思う。

 昼から夜までずっと開いている。一応前日に電話を入れたら、できれば予約を入れて欲しいと言われた。英語でも大丈夫。
Lalibela
 店内はこんな感じ。所々にエチオピアの絵、写真、十字架などが飾られている。テーブルの数は10ほどで、席数は多くないが、スペース的にはかなりゆったりしている。

 お店を経営するのは、エチオピア人のエリザベツさん。本業は画家だそうだ。ここに店を開いてもう十年になるとのこと。「ラリベラ」というのは、エチオピアにある場所の名前で、岩をくりぬいて作った教会郡があることで知られ、世界遺産にも指定されている。

Lalibela
 メニューは、エチオピア語、ギリシャ語、英語の三ヶ国語で書かれている。牛肉料理が主で、他に鶏、羊、野菜料理もある。値段は全て10ユーロ前後。この値段の中には、メイン・ディッシュのほか、エチオピアのパン「インジェラ」(右端に写っている灰色のもの)、サラダ、そしてコーヒーが含まれている。

 手で食べるのがエチオピア流らしく、ナイフもフォークもでてこない(もちろん頼めば持ってきてくれる)。

 味はカレーっぽいのだが、使われているスパイスが違うらしく、インド料理の味ではない。日本人の口には合うと思う。ただ、灰色のパン「インジェラ」は、独特の酸味があり、好き嫌いが分かれるようだ。
Ethiopian Coffee
 食後のコーヒー(メニューには、食事の前に出てくると書いてあるのだが、私たちが訪れた時には、後に出てきた)。

 煎りたての豆を挽いて入れたコーヒーで、かなり苦味が強い。強いて言えば、イタリアのエスプレッソを薄めたような感じ。砂糖をたくさん入れて飲むのだろう。コーヒーと一緒に、リバニと言われるお香も持ってきてくれた。エリザベツさんによれば、エチオピアでは、コーヒーは一人や少人数で飲むものではなく、家族、友達、近所の人を集めておしゃべりしながら、楽しむものなのだそうだ。どうやら、一種の社交儀式らしい。

 私たちは、この食事にほぼ2時間かかった。急ぎの食事には向かないが、おしゃべりしながら、ゆっくり楽しむにはいいだろう。

 値段は、二人分の料理のほか、コーラ一本、水一本で、26ユーロだった。

Lalibela Restaurant
Naxou 26-28 Kipseli,
Athens, Greece
Tel. 210 8652495
lalibela@tellas.gr


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